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知事の教科書発言やはり疑問(2002/09/29 『愛媛新聞・門』より)
<松山市/有田幸太郎(46)/無職>

◆加戸知事は次期知事選への再出馬を表明した。会見で、知事は「支援してくれた人が許してくれるなら、自分自身や家族の幸福追求で幸せになれると正直思った」と述べた。また、「私には孫が一番のリカバリーショット」とも言っている。

◆そういう思いを持っている知事が、戦争を肯定的に描いた扶桑社版歴史教科書をベストだとなぜ教育長に伝えたのであろうか。ベストと言う以上、本県の子どもたちだけでなく、ご自身のお孫さんにも使ってほしいと考えているのだろうか。しかし、そのことで子どもたちが戦争を肯定的に考えるようになってしまったら、知事はどう思うのであろう。戦争は個人や過程の幸せを破壊する最たるものではないか。私は知事の発言は矛盾しているように感じる。

◆今まで私は、知事が「国家のためなら個人や家族の幸福は犠牲にすべきだ」と考えて、扶桑社版教科書をベストだと伝えたのだろうと思っていた。しかし今回の出馬会見の話を聞くと、必ずしもそうではないように思える。知事として、また1人の祖父としての本当の気持ちを聞かせてほしい。