愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題「特集・オピニオン」

図書館に教科書を置いて(2002/09/10 『愛媛新聞・門』より)
<松山市/森 光男(37)/会社員>

◆扶桑社版歴史教科書が、来春開校予定の県立中区一貫校で採択されることが決まった。採択までの間、マスコミ報道がにぎやかだったこともあり、私は歴史に大変興味を持つようになった。

◆市販されている扶桑社版の教科書は購入してすでに読んでいたが、他の出版社の歴史教科書も読みたくなった。そこで、松山市立中央図書館と三津浜図書館へ行って、歴史教科書を読もうと探した。しかし残念ながら、教科書はなかった。そこで私は職員に「なぜ教科書は置いていないのですか」と聞いた。すると「公共の図書館には置いていないのですが」と戸惑い気味に答えてくれたが、それ以上の明確な返事はなかった。

◆一般の人は、生徒たちが使っている教科書をなかなか見ることができない。生徒たちがどのような教科書で勉強しているのか、私以外にも知りたい人はたくさんいると思われる。今、歴史教科書問題は県民の大きな関心事である。公共の図書館だからこそ、授業で使っている教科書を閲覧できるようにしてほしいと思うのである。