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愛媛の「田中知事」出現切望(2002/09/10 『愛媛新聞・門』より)
<越智郡/村上 幸子(57)/主婦>

◆1日に投開票された長野県知事選で田中康夫氏が圧勝という形で再選された。ある新聞には「古い政治を拒否する民意」と書いてあった。田中氏が訴えていた「大型公共工事は住民を決して幸せにしない」「私利私欲のないガラス張りの県政を」との主張が再度信任されたのだ。

◆ところで、この長野発の風は、果たして愛媛県まで届くのだろうか?残念ながら、愛媛県は改革や民意という言葉とは無縁のように思われる。例えば、先日、一部の学校への採用が決まった扶桑社版歴史教科書。辻のツルの一声で県教育委員は全会一致で、しかも密室で採用を決めた。教育委員は知事の関与を否定するが、「扶桑社版がベスト」との知事発言があるのに、しらじらしいことこの上ない。

◆この県には、普通の人の声や素朴な疑問が県政に反映されないという閉塞(へいそく)感で満ちあふれている。本県でもやがて知事選がある。私は「無駄な公共工事をストップさせてくれる人」「県民に向かって対話をしてくれる人」に出馬してほしいと思う。愛媛の「田中康夫」の出現を切望している。