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教科書採択知事の関与疑う(2002/08/17 『愛媛新聞・門』より)
<温泉郡/由井 求(66)/無職>
◆歴史学者などの専門家が、まだ100カ所以上の間違いがあると指摘している、問題の扶桑社版歴史教科書を県教育委員会が中高一貫校で採択、全国的に報道された。歴史教科書の採択で県教育長や教育委員は、昨年の加戸知事発言「扶桑社の歴史教科書がベストだ」の影響はなかったと言っているが、果たしてそうだろうか。大いに疑問がある。
◆なぜならば教育委員は知事が任命しており、教育委員1人である県教育長も、ほかの教育委員も知事の意向に迎合したと考えるのが普通だと思うからだ。加戸知事は、今回の歴史教科書採択に関して「教科書問題が県政の最大の課題」と発言したと報道されていた。しかし、全国的に物議を醸している扶桑社版歴史教科書に、加戸知事はなぜこだわり続けるのだろうか?理解に苦しむ。
◆次期知事選では、共産党を除く各政党が加戸知事の再出馬を要請しているようだが、「教科書問題が県政最大の課題」という認識の人物に県政を委ねるべきではない、と思う。県民の良識が疑われよう。