

愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(4) 2005/03/31〜
◆韓国議員ら262人も提訴/慰謝料1300万・謝罪広告請求◆
県立中高一貫校などで「新しい歴史教科書をつくる会」主導の扶桑社版歴史教科書を採択した問題で、精神的苦痛を受けたなどとして、韓国の国会議員や中国の大学教授を含む両国民ら262人が30日、加戸守行知事と県教委、同委員長ら3人(採択当時)の5個人・期間を相手に、原告1人に1万円ずつの慰謝料計約1300万円と謝罪広告を求める訴えを松山地裁に起こした。
訴えによると、「つくる会」主導の教科書は、日本の植民地支配や中国などへの侵略を美化。原告の経験や歴史を歪曲して書かれ広められたことは、原告らの名誉を傷つけ、精神的苦痛をもたらしたと主張している。
原告は、韓国の国会議員53人を含む韓国人189人、中国人68人、日本人5人。
提訴後、原告らは松山市内で会見し、「教科書採択は韓日両国の友好関係を脅かし、韓国国民を失望させた。公正かつ誠意ある裁判進行と賢明な決定を期待する」と期した原告の韓国国会議員の声明文などを公表した。
韓国、中国国民らの提訴について、加戸守行知事と野本俊二県教育長はいずれも「当方の主張は、裁判で述べたい」としている。
(2005/03/31 『愛媛新聞』より)