愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(4) 2005/03/31〜

◆新居浜23日公開審議/県内非公開は10教委前後◆


 8月中に行われる中学校歴史教科書などの採択で新居浜市教委は9日までに、採択を行う臨時会を23日に開き、審議を全面的に公開する方針を決めた。県内20市町教委のうち、開催日程を非公開とするのは松山、西予の2市教委だけで、大半が公開の方向。審議内容については、非公開の傾向が目立っている。

 開催日程は、14市町教委が公開済か、決まれば公開するとしている。4町教委は公開・非公開を含めて方針未定。

 審議内容は、当日の会議で決定するケースがあることから方針未定の教委が多いが、新居浜市や今治市、大洲市、久万高原町、内子町教委は「開かれた採択推進」「非公開にする理由はない」などの見解で公開審議が見込まれている。

 一方、一部に非公開が確定的となっている市教委もあるほか、未定の中にも「静かな環境で協議したい」などとして公開困難との認識を示したり、非公開の可能性を示唆。公開に否定的な教委は現時点で10教委前後となっている。

 新居浜市教委は、臨時会会寿に50人以上が傍聴できる会議室を手配。阿倍義澄教育長は「将来を託す子どもが使う教科書の審議はオープンにすべき事項で、秘密会にする必要はない」との見解を示し「会議は清ひつな状態に保つが、委員にはどんな状態でも言うべきことは言うよう、責任をもって就任してもらっている」と説明している。

(2005/08/09 『愛媛新聞』)