

愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(4) 2005/03/31〜
◆扶桑社版/県内4私立中不採択◆
今年の中学教科書採択で、県内の私立中6校のうち、市町立中学の使用教科書に合わせる2校を除く4校が、4日までに採択教科書を決定または内定をしていることが関係者の話で分かった。中国や韓国などから批判を受けている「新しい歴史教科書をつくる会」主導の扶桑社版歴史・公民教科書の採択を予定する学校はなかった。
4校は、愛光中(松山市)、済美平成中等教育学校(同)、松山東雲中(同)、富士中(大洲市)。私立校は一般に、学校ごとに現場教員が各教科書を調査して希望教科書を選び、学校長が決済し採択する。
各校は来年度から4年間使用する教科書を、学校の方針や進学などを考慮して選定。中学歴史、公民教科書は各社が文部科学省の検定に合格しているが、4校とも現場教員から扶桑社版を希望する声はなかったという。各校関係者は「全教科所を読み比べてみても現行教科書がベスト」「中高一貫のカリキュラムに適する」などと説明。日本書籍新社(歴史、愛光中)、教育出版(同、松山東雲中)など、現在使用中の教科書が多く選ばれている。
新田青雲中等教育学校(松山市)と今治明徳中(今治市)は、それぞれ松山、今治両私立中と同じ教科書を使っており、8月中に決まる松山、今治両地区の採択結果を踏まえ判断するとしている。国立の愛媛大付属中(松山市)も同様措置を取る方針。
県内の各市町教委、私立校は、9月6日までに採択結果を県教委に報告することになっている。
(2005/08/05 『愛媛新聞』より)