愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(4) 2005/03/31〜

◆扶桑社版教科書/平澤市民団体不採択求める◆


 松山市の友好都市、韓国・平澤(ピョンテク)市の市民団体などで構成する訪問団が30日、扶桑社版歴史教科書の不採択などを求めるため、松山市と県、両教育委員会などを訪れた。面談のキャンセルや面会拒否が相次ぎ、訪問団は「他県ではこんな対応はなかった。意見を聞かない行政の姿勢は理解できない」と批判した。

 訪問団は、平澤市で歴史認識、性暴力問題、米軍基地拡張反対などに取り組む市民団体や、教科書問題で日本の各地を訪ねている韓国の全国組織などのメンバー10人で構成。29日に松山入りし、県内で教科書問題に取り組む市民団体と行動した。

 松山市では、予定していた部長らとの面談を市が直前に取りやめたため、訪問団が反発。市教委でも担当課長らがおらず、実質的な議論がなかった。

 県も知事、副知事らが県議会の答弁作成を理由に面会を断り、秘書課の課長補佐が要請文を受け取った。当初から面会を拒否していた県教委では、訪問団と職員が押し問答となり、訪問団は要請文を提出しなかった。

 訪問団は「平澤市では市長から市民まで歴史教科書問題では共通して反感を持っている。今回の対応を市に報告し、松山市と愛媛県の不誠実な対応に改めて正式に抗議する」としている。

(2005/07/01 『愛媛新聞』より)