愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(3) 2002/08/16〜

◆賛成派「正当な権限行使」/反対派「何が何でも採択」◆


***「正当な権限行使」(宮川康/県教科書改善連絡協議会長)
 県教育委員が扶桑社版教科書の長所について多面的な検討を行ったことが分かった。審議を「密室における謀議」と決めつけた報道もあったが、議事録によると、教育委員は責任を持ち、国家百年の大系をを考え、未来を支える子どもたちに裁量最適な教科書を与えるため真摯(しんし)な検討を行い、正当な権限を行使している。

***「何が何でも採択」(川岡勉/愛媛大学教育学部教授)
 学問的に問題が多い教科書を何が何でも採択しようとして、理由を後付けしたような印象だ。昨年、県立ろう、養護学校の一部で採択したため、今年引っ込みがつかなくなり、無理に整合性を持たせようとしたためだろう。扶桑社版が「学習指導要領に最も沿う」なら、なぜ他の都道府県は採用しないのか。説得力に欠ける。

(2002/09/25 『愛媛新聞』より)