愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(1) 2001/08/08〜2002/08/14

◆採択撤回求める/愛媛私教連定期大会/知事介入も非難◆


 県内私立学校6校の教職員組合らでつくる愛媛私立学校教職員連合組合(柳瀬一秀委員長、約180人)の第6回定期大会が25日、松山市持田町の県生活文化センターであり、大会宣言では私学助成の抜本的拡充などのほか、県教委が県立ろう、養護学校の一部で「新しい歴史教科書をつくる会」主導の中学歴史教科書(扶桑社刊)使用を決めたことに、「同教科書採択を直ちに撤回」するよう求めた。

 宣言は「同教科書は歴史学研究の成果を踏まえず、侵略の反省を『自虐』と攻撃し戦争賛美の内容」などと問題点を挙げ、「愛媛の公教育に関わるものとして、戦争賛美の教科書使用は黙認できない」との姿勢を強調。加戸守行県知事が教育長に教科書の感想を述べたことには、「採択に知事の介入は許されず、教育基本法に反することは明白」と非難した。

 大会には各校の代議員ら約30人が出席。教科書問題では、来賓もあいさつで「県の教育委員は自分の意見を言えない」などと批判した。

(2001/08/26 『愛媛新聞』より)