

愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(1) 2001/08/08〜2002/08/14
◆扶桑社版反対/県庁前でハンスト/市民・元教員ら◆
来春開校する県立中高一貫校での扶桑社版歴史教科書採択に反対する市民、元教員らは11日から、県庁前でリレー形式のハンガーストライキを開始。「戦争賛美の教科書だけは子どもたちに渡せない」とアピールし、同教科書の問題点を訴えている。県教委が採否を判断する15日の定例県教育委員会まで行う。
また、扶桑社版の記述の誤りや問題点を指摘している上杉聡関西大講師が12日、県教委を訪れ、「(扶桑社版は)これまで258カ所訂正したが、まだ143カ所に誤りがある」と、不採択を求める声明を提出した。
リレーハンストは、日中は賛同者が交代。12日は、市民ら6人が県庁前に座り込み、「県教育委員は加戸知事らの圧力に屈するな」などとするビラや歌で採択反対を訴えた。
県庁内で会見した上杉講師は、扶桑社版の問題点について▼与謝野晶子の反戦詩を、反戦ではなく実家の跡継ぎを心配して詠んだ詩と曲解▼韓国併合に英米が異議を唱えなかったとするが、それぞれのインド、フィリピン支配を日本に承認させるためだったという背景までは書かれていない…などとし、「特定のイデオロギーを持つがゆえの誤り」と指摘。作成した資料と不採択を求める声明を県教委に提出した。
(2002/08/13 『愛媛新聞』より)