愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(1) 2001/08/08〜2002/08/14

◆扶桑社版「市販本の誤記増刷の際訂正」/琉球大教授が回答公開◆


 琉球大の高島伸欣教授は7日、扶桑社版の中学歴史教科書で検定合格後の自主訂正が多数あったことについて、関西大の上杉聡講師と連名で同社に出していた公開質問状の回答を公開した。

 質問状では特に、実際に中学で使われる生徒用の本(供給本)とは別に、事実誤認の記述を含んだ見本本(教委が採択を決める際に利用する本)が「市販本」として販売されている現状を指摘し、対応をただした。

 同社は回答文書で「市販本は一般書籍として発行した。一般書籍の場合、誤記、誤植があった際には増刷の折に訂正するのが一般的。本書も同様の対応をしている」と説明。

 高島教授らは「納得できない。社会的責任感が欠如している」と批判している。

 扶桑社版は、供給本発行段階での訂正が75カ所と検定合格8社中最多だったが、回答は「各社の教科書は検定後も訂正が行われている。当社も文部科学省の規則に従い訂正した」などとした。

(2002/08/08 『愛媛新聞』より)