

愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(1) 2001/08/08〜2002/08/14
◆採択撤回県教委に要望/4養護学校PTA会長ら◆
県教委が「新しい歴史教科書をつくる会」主導の中学歴史教科書を県立養護学校の一部で使用することを決めたことで、第一養護学校の元PTA会長らが14日、採択撤回を求める要望書を県内の4養護学校の現・元PTA会長・副会長33人の連名で県教委に提出。県内在住の韓国留学生は採択に対する抗議文を提出した。
第一養護学校の元PTA会長、加藤啓市さん(51)ら二人が県教委を訪れ、友沢祐一障害児教育課長に要望書を手渡した。
加藤さんらは「採択された教科書は文章が難解で、子供が自主的に学ぶものになっていない。障害をかかえた子供たちだからこそより一層、ハンディを乗り越えて勉強するのにふさわしい教科書を選定すべきだ」などと、一般の中学校で不採択の教科書を養護学校で使う理由の説明を求めた。
友沢課長は「県教委に養護学校の教科書選定の権限があるから結果的にそうなった」と答えた。
また、韓国留学生ら5人は同日、藤岡澄教育総務課長に抗議文を提出。ドイツの歴史教育と対比させながら「採択された歴史教科書で学んだ子供たちは将来、アジア諸国と共通の歴史認識が持てず、相互理解ができなくなる懸念がある」などと述べた。
(2001/08/15 『愛媛新聞』より)