愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(1) 2001/08/08〜2002/08/14

◆県立中高一貫校の説明会終了/教材基礎教育に力点◆


 来年4月に開校する中高一貫校の県立松山西中の説明会が4日、導入校の松山西高(松山市久万ノ台、宇都宮博晶校長)であり、松山地方の児童保護者約1200人が参加。学校側は目指す学校像について、会場からの質問に対し「エリート校ではないが、教材の基礎基本は、生徒が尻込みしても、しっかりと身につけさせる必要がある」などと説明した。説明会では、県教育委員会側がリーフレットを配布。学校独自の科目「表現」「情報」の設定▼ALT(英語指導助手)の常駐配置▼習熟度別授業…などを通じ、進路希望の実現と国際社会で生きる力の要請を目指すとした。

 質疑応答では、保護者から「公立の一貫校にはモットゆとりがほしい。大学進学だけを主眼におくのか」「選抜では、いろいろなレベルの子どもを選ぶのか。調査書や作文の配点の比率はどうか」などの質問が出た。県教委は「中学時代から自分の目標を意識する教育内容を目指すが、進学だけを主眼においているわけではない」「総合的に判断し、評価の高い子どもから選ぶ。配点は決まっていない」などと答えた。

 また、一貫校での扶桑社版歴史教科書の採択動向が注目されていることについて「国際社会を生きるためには不適当な教科書」「反対派の教育委員への妨害の実態は」など推進、反対双方から質問があった。県教委は「不当な圧力や旗炊きかけを避けるため、決定まで内容は言えない」と、これまでの回答を繰り返した。

(2002/08/05 『愛媛新聞』より)