

愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(1) 2001/08/08〜2002/08/14
◆扶桑社版教科書不採択求めてアピール決議/障害者と戦争学習会◆
「障害者と戦争・教科書について考える緊急学習集会」(同実行委員会主催)が27日、松山市北持田町の県教育会館であった。県教委が昨年、県立ろう・養護学校の一部で扶桑社版中学歴史教科書を採択した問題について、長崎大の平田勝政助教授(障害児教育)が講演。参加者一同で、同教科書の採択撤回と来春開校する県立中高一貫校での不採択を求める緊急アピールを決議した。
県立第一養護学校のOBや保護者らが呼び掛け、約40人が参加。
障害者問題の歴史を研究している平田助教授は、同教科書の採択問題について「戦後、右肩上がりで前進してきた障害児教育に暗雲が広がり始めている」と現状を憂慮し、「戦時中、障害児を義務教育から合法的に排除する動きがあった。この教科書では、戦争中に障害者が受けた差別や人権侵害についても触れておらず、社会的弱者にとって不利な歴史を正当化している」と批判した。
アピールでは、同教科書の問題点として▼侵略戦争を美化し、アジア解放の契機をつくったと強調▼戦後の障害者の人権保障の根本原理である日本国憲法を軽視・・・などを挙げている。
(2002/07/28 『愛媛新聞』より)