

愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(1) 2001/08/08〜2002/08/14
◆教科書採択/推進派・反対派が県に相次ぎ申し入れ(1)◆
▼推進派:署名32万8千人分提出▼
扶桑社版採択を推進する「県教科書改善連絡協議会」(宮川康会長)と「新しい歴史教科書をつくる会県支部」(長曽我部延昭支部長)などのメンバーは、県教委に「加戸知事の教育諸改革に賛同する」と題した県内外約32万8千人分の証明簿を提出した。
同署名は、昨年教科書採択に関する加戸知事の発言を「勇気ある発言」と評価。今年5月中旬から署名運動を始め、26日午前までに県内約10万2500人、県外約22万6300人を集めたとしている。署名は8月15日まで続ける。
会見した「つくる会」副会長の藤岡信勝東京大教授は「反対派が集めた署名に比べ、半分の期間で10倍の署名が集まった。(昨年、ろう・養護学校の一部で採択を決めた)県教委への反対の声は圧倒的に少数であることが立証された」と語った。
▼反対派:不当介入中止求める▼
扶桑社版採択に反対する教育者らでつくる「子どもと教科書全国ネット21」や「日本の教科書を正す運動本部」(韓国)など3団体は、加戸知事や県教委への「採択への不当な圧力を中止し、公正な採択を求める」などとする声明を提出した。
声明は、加戸知事に対し「採択への違法、不当な介入の中止」を求め、県教委には「知事や『つくる会』の圧力に屈しない」ことを求める内容。同運動本部の李信K運営委員、同ネットの俵義文事務局長ら5人が県教委や県秘書かを訪れ、声明を手渡した。
会見した李運営委員は「(県立中高一貫校で扶桑社版が)採択された場合、ワールドカップで築いた友好ムードが一変するだろう」と警鐘をならしていた。
(2002/07/27 『愛媛新聞』より)