愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(1) 2001/08/08〜2002/08/14

◆反・有事立法の声を/有事立法と教科書の改悪を許さない市民集会◆


 「有事立法と教科書の改悪を許さない市民集会」が2日、松山市堀之内の松山市民会館であり、反戦平和運動などを進めている大阪市の弁護士中北龍太郎さん(55)が、今国会で審議されている有事法制関連法案について「市民生活を脅かす条項が多い」と問題点を指摘、「反対の世論を盛り上げたい」と約50人の参加者に訴えた。

 愛媛教科書裁判原告団や新しい教科書と教育を考える市民ネットワーク愛媛など4団体が共催した。

 中北さんは同法案立法化の動きを説明後、武力攻撃事態法案中の罰則規定などを紹介。保管命令に背いて食料を販売すると、6ヶ月以下の懲役か30万円以下の罰金になることなどについて「戦争のために生活を統制する恐るべき制度。軍事優先の社会につながる」と語った。

 憲法の空洞化が進む状況に対し「日本は平和と安全を守る方法を全力で探るべきだ」と強調。会場からの質問に答える形で、表現の自由の制限につながるメディア規制法案の危険性も訴えた。

 「新しい歴史教科書をつくる会」主導の歴史教科書を県教委が県立ろう学校・養護学校の一部で採択することを決めた問題で、主催者側は加戸守行知事らに対する新たな損害賠償請求原告団への参加を呼び掛けた。

(2002/06/03 『愛媛新聞』より)