愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(1) 2001/08/08〜2002/08/14

◆採択無効確認求め18日提訴…市民20人「知事発言は不当支配」松山地裁◆


 県教委が「新しい歴史教科書をつくる会」主導の中学歴史教科書(扶桑社版)を県立ろう学校、養護学校の一部で2002年度から使うと決めたことで、採択前の加戸知事の発言は不当な支配の排除を定めた教育基本法に違反するなどとして、市民団体などが県教委と当時の教育委員6人を相手に、同教科書採択の無効確認を求める行政訴訟を18日、松山地裁に起こす。

 原告団は「新しい教科書と教育を考える市民ネットワーク」や韓国の「日本の教科書を正す運動本部」のメンバーら約20人で構成する予定。

 同ネットワークによると、▼加戸知事が採択前に扶桑社版を「ベストな教科書」と吉野内直光県教育長に伝えたのは、教育基本法にいう不当な支配に当たる▼県教委内で公正な採択手続きの保障を定めた憲法に違反する−などから無効だと主張している。吉野内県教育長は「訴状を見てから対応したい。採択を撤回する理由は見あたらない」と話している。

(2002/03/14 『愛媛新聞』より)