愛媛の教科書問題 > 愛媛の教科書問題(1) 2001/08/08〜2002/08/14

◆県議会常任委委員会/各委員が独自の判断/知事の影響否定◆


 県議会は28日、閉会中の常任委員会を開き、文教委では県教委が県立ろう、養護学校の一部で使用を決めた中学歴史教科書問題、建設委では中山川ダム事業などが取り上げられた。

<文教委>
 県教委が「新しい歴史教科書をつくる会」主導の中学歴史教科書(扶桑社刊)を県立ろう、養護学校の一部で使用することを決めたことで、加戸守行知事が採択前に「ベストな教科書だ」などと吉野内直光県教育長に伝えたことについて、阿部悦子氏(市民)が「知事の発言は教育委員会への越権行為だ」と見解をただした。

 吉野内教育長は「知事の感想は他の教育委員には伝えておらず、採択に影響を及ぼしていない。知事の越権行為や政治介入とは考えていない」と改めて知事の影響を否定した。

 高門清彦氏(自民)は教育委員会の決定が公正、公平に行われたかとの質問。吉野内教育長は「各委員が独自に判断し、公正、公平に採択が行われた」と説明した。

 理事者側が、採択した8日から27日までに、県にTELやファックスなどで反対意見が2122件、賛成意見が228件寄せられたと報告した。

(2001/08/29 『愛媛新聞』より)